木工旋盤奮闘記-2
私の作るランプシェードの高さが75cmを超えた訳
木工旋盤を始めた当初、私も最初は誰もが作るように、お皿やお椀、一輪挿し、そして壺(花器)などを作りました。とても面白く夢中になりましたが、1年を過ぎた辺りで、もっと大きなものが作れないかしらと志向しました。ところが私の旋盤は卓上木工旋盤です。馬力もなく、大きな丸太は旋盤で回せません。まして高さが50cmを超えるような丸太から一体で削り出すのは不可能な訳です。
卓上のランプシェードを作る場合、全体の背の高さを決めるのは凡そ支柱の高さをどのくらいにするかで決まりますが、その支柱に相当する部分を私は単なる棒状の支柱ではなく、木工旋盤で作れるお皿や壺などの形状でその支柱を形成しようと思い付きました。
そこで、お皿や壺など1つ1つは小サイズでも、それらを上下方向に上手く繋げて組み上げて行けば、背の高いランプシェードの支柱になり得ます。繋ぎ方は、旋盤に木材を固定する時に出来る凸凹形状を、中心軸で上下に嵌め込んで行く事で、何層も組み上げることは可能となります(大工さんが良くやるほぞ組の単純形のようなものですね)。
こうして、私のランプシェードは和紙のシェード部分を含めて、高さ75cmに達し巨大化したのですが、それは単なる支柱ではなく、旋盤による造形物の階層的な見せ場を作り出す作業でもありました。